CHANEL ロゴの由来

ブランドの歴史

CHANEL ロゴの由来

わたしたちの心を奪って離さないものの一つにCHANELがあります。

クラシカルな佇まい、シンプルな中にある気品、目が合うとなかなか視線が外せず手に取ると毎回心が躍る、それがCHANELです。

CHANELのロゴとして誰もが思い浮かべるココマークについてご紹介します。

由来を知ることでブランドの真髄に触れることとなり、より一層恋する気持ちが深まってしまうことでしょう。

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自動的に生成された説明

アルファベットのCがミラーリングされたデザインの ‘ココマーク’ は1925年ガブリエル・シャネルによってデザインされました。

CHANELのブランドとしての哲学、デザイナーであり創業者であるガブリエル・シャネルのデザイン、生き方のスタイルが強く反映されたものと言えます。

彼女の哲学 ‘less is more’ (直訳:少ない方が豊か) に基づいており ‘1文字を組み合わせる’ と言うシンプルかつ力強く、潔い中にある優雅さが表現されています。

そしてもう一つ、ロゴの色は黒である、ということもとても大切な要素となっています。

CHANELが残した大きな功績の一つに挙げられるリトルブラックドレスですが、当時、黒をファッションで使用することは常識では考えられないことでした。

喪の色であり、宗教等の祭服で身につける以外では一般的ではなかった時代、CHANELはブランドを挙げ黒を押し出していきました。

ファッションに於いて黒を着用することを不適切であると多くの人は感じていました。

現在CHANELといえば人々は黒をブランドカラーとして認識していることでしょう。

究極のファッションカラーとして黒を起用し続けスタイルとして定着させたのです。

リトルブラックドレスだけでなく、CHANELが生み出したトレンドはスタイルにまで昇華されたものが多くあります。

ガブリエル・シャネルはなぜココ・シャネルになったのでしょう。

彼女はガブリエル・ボヌール・シャネルとして生まれましたが、友人や同僚はココというニックネームで彼女を呼んでいました。

諸説ありますが、有名な説を2つ紹介します。

シャネルは幼少期を孤児院で過ごしました。孤児院では社会に出てから仕事を見つけられるように、ということでシスターたちが裁縫を指導していました。18歳になり孤児院を出た彼女は裁縫の仕事をする傍ら、パリで当時流行していたカフェで行われる生演奏での歌い手を始めました。

その時、彼女がよく歌っていたのが 

’Ko Ko Ri Ko’ (ココリコ) や 

‘Qui qu’a vu Coco dans I’Trocadero?’ (トロカデロでココを見たのは誰?)

と言う曲でした。彼女が登場すると観客が「ココ」と呼びかけていたそうで、そこから由来したと言う説。

そして、フランス語の ‘cocotte’(ココット)に由来すると言う説。

ココットには ‘飼われている女性’ と言う意味があるそうです。

前述したカフェで歌い手をしていた時、彼女にはたくさんの出会いがありました。

愛人として社交界の地位ある男性からの享受を受けていたシャネルが冗談混じりに自分のことを(ココットから)「私はココよ」、と主張したとされたことから由来したと言う説。

女性がやりたいことを自分の力だけで実現させることが難しかった時代に、経済的、精神的にも後ろ盾となり彼女を支えてくれた男性たちのおかげで今のCHANELがあるともいえますね。

‘ココ’、 どの言語であっても聞き取りやすく発音しやすいこともあり人々の耳に残るのでしょう。どんな由来があったにせよシャネル本人はそう呼ばれることを気に入っていたそうです。

ブランドの顔として時にはその名前より認知度が高くなることもあるロゴマーク。

シンプルな装いの時の心強い味方にもなってくれ、毎日のお守りアクセサリーとしても、ここぞと言う時の背中を押してくれるアイテムとしても力強いパートナーとなってくれるでしょう。

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