CHANEL マトラッセバッグの歴史
日本ではマトラッセとして通名していますが、海外ではダブルフラップバッグ、フラップバッグと呼ばれることが多いそうです。

マトラッセとは日本語にするとふくれ織りという織物の呼び名です。これは表裏2枚の生地を別糸で接合したように織る織り方で、表と裏が縫い合わされた部分は凹み、その他は膨らみ、そのため刺し子風の浮き模様のある織物になります。フランス語でマトラッセ(matelasse)と呼ぶ所以です。

2.55やマトラッセなどのバッグに使用されているだけではなく、時計やアクセサリー等金属で加工した独自ラインのマトラッセとしても存在しています。
ロゴが使われていることでより一層ブランドのアイコニックなバッグとしても有名なこのバッグ。ブランド創立者で初代デザイナーのガブリエル・シャネル亡き後、カール・ラガーフェルドによってデザインが確立されました。
ヴィンテージとして流通しているものと、現行で発売されているモデルの違いを紹介します。まずチェーンのゴールドの色合いが現行よりイエロー味が強いことが挙げられます。


現行ではイエロートーンよりシャンパンゴールド、と言った色味に近づいています。
もう一点、現行の方がマトラッセの生地のふっくら感がより増しています。
色の肌馴染みや主張の強弱選ぶ際にじっくり見比べてみてくださいね。
そして近年マトラッセラインからシェブロンというV字ステッチのチェーンバッグが登場しています。
もともとV字ステッチのデザインは使われていましたが、マトラッセシリーズとしても人気を博してきています。
マトラッセは定番のラムスキン、キャビアスキンの他にキャンバス素材、ツイード素材、エキゾチックそしてカラーもそれぞれにバリエーションがとても豊富です。
定番である、永遠のクラシックバッグとしての黒のラムスキンモデル、限定店舗でのみ販売された数量限定モデルとしての白のパール付きツイードモデル、双方マトラッセですが大きく違う顔を見せてくれます。
タイムレス、エイジレスにふさわしいチェーンバッグですね。