HERMES バーキンの歴史
憧れのバッグとしてエルメスのバーキンを思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。
1984年に誕生しました。

フランスを代表する格式高きブランドであるエルメスの当時の社長、ジャン=ルイ・デュマがアーティストのジェーン・バーキンと出会ったことで生まれたのがこのバッグ。
なんでも詰め込まれているジェーンの、物で溢れかえるカバンを見て、ジャン=ルイ・デュマがプレゼントしたのがバーキンでした。
革の質も職人の腕も最高峰として知られるエルメスですが、当然お値段もまた最高峰です。そんなカバンになんでも詰め込めるという一見相反する使い方のギャップが魅力の一つになっているのかもしれません。
二つのハンドルに挟まれた開口部分は広くフラップ部分も閉じることもできますが、開けたまま使われることも多いです。
サイズ展開はバーキン25、バーキン30、バーキン35、バーキン40と4種類です。

バッグのデザインは発売当初からほとんど変わっていませんがシーズン毎に新しい色や素材が展開されています。
現在は生産されていないものまで含めると200色以上、革がメインですがコットンキャンバス等も含めると50素材以上が流通しています。
革製品は経年変化という表現があるように、新品の時に出会ったものと、ヴィンテージ市場で出会ったものとでは見え方が違いますね。
新品の時は背筋もしゃんと伸び、気高き品に溢れるようで、威厳と存在感に圧倒されます。ヴィンテージともなると馴染んだ素材がクタッとリラックスして見えますが、決してそれはくたびれたのではなくありのままでいられる圧倒的な自信が垣間見えます。
色、素材、金具の色、サイズまで含めると自分が求めるぴったりのものを探す楽しみになります。
ご自身の生活スタイル、好みのサイズ、持った時のバランスなどを考えつつ鏡の中で新しい自分に会えること間違いなしです。

気軽に買えるお値段でもないですが、実物を見ると抗いがたい魅力があるのもまた事実でしょう。