LOUIS VUITTONの歴史

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LOUIS VUITTONの歴史

誰もが見覚えのあるロゴ、憧れる美しいフォルムを持ったシルエット。鞄だけでなくアパレルや家具、レジャー品にまで幅広く魅力ある商品を展開するブランドLOUIS VUITTON。その歴史と魅力に迫ります。

1850年代、当時は旅行や移動手段といえば車や飛行機ではなく、徒歩や馬車、汽車が主でした。

どんな環境でもどんな扱いをされても安心して荷物を入れておける、そんな移動のお供をしてくれたのが旅行トランクです。

LOUIS VUITTON創業者であるルイ・ヴィトンは自身のキャリアをトランクケース職人としてスタートさせました。

フランスで腕の立つ師匠に弟子入りし頭角を表します。確実に習得した技術でフランスの貴族からの注文を着実にこなし信頼を得ていきました。

1854年、世界初の旅行鞄のアトリエとして‘LOUIS VUITTON’をオープンしました。

‘グリ・トリアノン’と呼ばれる形状と素材を発表します。油性の撥水加工や真四角の形状でしたが、当時、この形と布地に油性加工は物珍しかったのです。

当時のエジプト総督からは、移動中にもフルーツの保管ができるトランクを、

イタリア人探検家からは、仮眠も取れるベッドトランクを。

どんなトランクも作れさらに品質が良い評判の職人として様々な環境下にいる人たちからの注文が止まりませんでした。

1878年パリで開かれた万博ではジャポニズムが爆発的な人気を博しました。

浮世絵などの工芸品をはじめ、仏像、刀剣、甲冑、陶磁器に至る美術用品、さらに一般庶民が日常使用している生活雑器、仏具に至るまで様々なものは、パリをはじめとするヨーロッパの人々の注目を集めました。

LOUIS VUITTONだけでなく有名になるブランドやメゾンが避けて通れない道の一つにコピー商品との戦いが挙げられます。その戦いに悩み、解決案を模索していた創業者ルイ・ヴィトンの息子であるジョルジュは、万博でジャポニズムとして紹介されていた日本の家紋からヒントを得て、モノグラムの着想を手に入れました。

 

LOUIS VUITTONのイニシャルをとってLとV、そして花と星のモチーフから作られたのがモノグラムです。

モノグラムの前に発表された、ダミエも日本の歌舞伎役者が愛用したことで人気を博した市松模様からの着想です。日本に縁があると知るともっと好きになってしまいますね。

その後1900年代に入るとアメリカへ進出し世界マーケットでの販売を開始しました。

1912年に起こってしまった世界的な悲劇として知られるタイタニック号沈没事件では救護ボートに乗れなかった人がLOUIS VUITTON製のトランクを浮き輪がわりにしたというエピソードで有名になりました。

その後人々の生活の変化と共に求められるようになったハンドバッグ等の製作も始まっていました。トアル地と呼ばれるエジプト綿に塩化ビニルの樹脂加工を施した柔らかい素材で作られたのが今も人気のボストンバッグ、スピーディやキーポルです。

意外にも鞄以外への展開は近年になってからで1997年からでした。マーク・ジェイコブス、ニコラ・ジェンスキエール、キム・ジョーンズ、バージル・アブローなど著名なデザイナーを迎えアパレル、靴、アクセサリー、ファインジュエリー、香水等を展開しています。

またブランドとのコラボレーションやデザイナー、アーティストとのコラボレーションも積極的に行なって数々の名品を残しています。

3大ファッションコングロマリットの一つであるL V M H(モエヘネシー・ルイヴィトン)の中核をなす存在であり、その取り組みや在り方までもが注目を集めています。

現在日本に現存する最古のルイ・ヴィトン製品は皆さんもご存知の方がオーダーしたものだそうです。教科書で見た方もお札に印字されたお顔で見覚えの方もいらっしゃるかもしれません。

板垣退助は外遊先で購入した書籍をこのトランクの中にいっぱいに詰め込んで帰国したそうです。

トランクに詰められた本は文字通り大海原を越えて日本へとやってきました。後の自由民権運動に関わる知識もたくさんあったのでしょうね。

時代を支えた名品は今も価値を保ち現存し続けています。

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